「トイレはタンク式とタンクレスのどちらが良い?」
今回のテーマは「トイレはタンク式とタンクレスのどちらが良い?」です。
ちなみにタンク式とは、いわゆる皆さんがトイレと言われてイメージするもので、タンク+便器+便座を組み合わせたもので、セパレートタイプのトイレです。一方タンクレスとは、その名の通りタンクがないタイプの見た目がすっきりとしたトイレです。
実はトイレ選びをするときの際に、お客様が頭を悩ませるのは、トイレ選び、メーカー、金額ではないでしょうか。カタログを見ても、価格の違いが分かりづらかったり、何の機能が付いてるのか一目で分からなかったり。でも直接メーカーのショールームに行く勇気がないそんな方へ、最初にタンク式とタンクレスの違いを簡単にまとめてみました。
おそうじ対決
まずは、日々のお手入れが気になりますよね。どちらがお掃除しやすいのでしょう?
一概にトイレのメーカーやグレードによって変わるものもあるので言えないのですが、正直トイレ本体のもつ基本性能はどれも変わらないと思います。汚れが付きにくい加工や節水トイレは今や基本機能として付いています。そうなるとお掃除のしやすさで差が出るとすれば、トイレの形状がシンプルなタンクレスタイプの方が一歩リードしているかもしれません!
タンク式とタンクレスのトイレの外見を比較してみましょう。
やはり掃除がしやすそうなのは、見た目からタンクレスですかね!なぜタンクレスの方がお掃除しやすく見えるのかと言いますと、トイレ掃除というとトイレ内部だけを考えてしまいがちですが、実はトイレまわりの掃除も大変です。タンク式トイレでは、タンクまわりに、凸凹やスキマが多く、タンクが邪魔になり掃除しにくいです。タンクレスだと形シャープになっておりとても掃除がしやすくなっていいるからです。
お掃除対決はタンクレストイレが1勝ですかね!
使い勝手対決
次にタンク式とタンクレスの使い勝手を検証してみましょう。
前述のとおり、トイレ本体の機能性はあまり差がないということで、実際に使用する上での使い勝手を比べたいと思います。 先ほどのお掃除対決で「タンクレスにしようかしら」と心がタンクレスに動いているあなたへ、一つ注意点があります。実はタンクレストイレを購入するにあたり、考えなくてはいけないことがあるのです。
それは、手洗いをどうするか、です。タンクレストイレでは、必ず別に手洗いが必要になります。
でも、最近ではタンクありトイレでも手洗いを別に分けることが増えていて、タンクレストイレだけのデメリットとはいえないかもしれません。
トイレに設置する手洗いはコンパクトなものになりますが、種類はたくさんあり、こだわりの手洗いをつけることで、トイレのインテリアを楽しむこともできます。
でもトイレの手洗いを使用しないという方が結構いらっしゃるみたいですね。
こうして見ると、お洒落な居酒屋風の手洗い器に憧れたりしますが、もう一つ注意点があります。
それはトイレの広さによっては手洗い器が設置できない場合があるということです。せっかくタンクレスのトイレにして空間をすっきりさせたのに、手洗い器を設置することで狭くなってはあまり意味がありません。もし設置したい手洗い器がある場合は、必要寸法をしっかり確認しましょう。
そしてさらに注意点が。タンクレストイレでは、タンクに貯めずに直接水を流すので、水圧が低いと使えないことがあります。事前に確認が必要です。ただし、最近では、水圧の弱さを補うブースターや、一時的な小さなタンクを内蔵しているものなど、水圧対策が進んでいるので、水圧の弱さで設置できないということは減ってきています。
この手洗い器問題と水圧問題をクリア出来れば、タンクレスのトイレはとても使い勝手がいいものですよ!でもタンク式のトイレも使い慣れているせいか、やっぱり安定感がありますよね。
う~ん、今回の使い勝手対決は引分けといたしましょう!
デザイン対決
さて、対決はいよいよ「見た目」の段階にきましたよ!
なんとなく勝敗は、見た目にこだわったタンクレスのトイレに有利にみえますが、タンク式もまだまだ負けておりません!きっと!
デザインと一言でいっても、色々な視点があると思うので、まずは「空間印象比較」をやってみましょう。これは同じ広さの空間に、タンク式とタンクレスのトイレをそれぞれ設置したときに、どれくらい広さの印象が変わるかを検証するものです。
並べてみてしまうと、やっぱりタンクレスの圧勝ですかね?(笑)こうやってみると、タンクの部分がないのはすっきり、広く見えますね!
このままではタンクレストイレの圧勝のままでいいのか!!いやそんなことはない!タンク式もいろいろかんがえていますよ!!
「タンク式トイレだけど見た目はタンクレス」。・・・!?
メーカーさんによってはこんな良いとこ取りなトイレがあるようです。タンクを収納で隠していしまった、すっきりした見た目で、タンク式。タンクレスに比べると、値段も安価の為選びやすくなっています。
今回のデザイン対決は、タンクレスのすっきり感は素晴らしいですが、タンク式もすっきりデザインになってきているので、また引分けですね。
「機能」「使い勝手」「デザイン」の対決はいかがでしたか?
結果は1勝2引き分けでタンクレスが僅差で勝利しましたが、一概にタンクレスがいいとも言えません。
やはりまだタンクレスのほうが、値段が下がってきたとはいえ、タンク式に比べるとまだまだ高価な商品となっております。タンク式もタンクレスも同じようにメリット、デメリットがありますし、お客様の家に合う、合わないもありと思います
もちろん最後に決めるのはあなたです。